「光延由香利展」
会期:201年11月19日(日)~12月3日(日)
会場:勝山文化往来館ひしお
開館時間:10:00am-16:30pm
休館日:水曜日
入場無料
関連イベント
オープニングイベント(トーク&交流会):11月19日(日)15:00~17:00 於勝山文化往来館ひしお内
ワークショップ「コイリングで作るブローチ」:11月25日(土)
①10:30~お昼頃まで ②14:00~15:30頃まで 講師:糸工図
定員:各10名(要予約・先着順)
参加費:500円(お茶付き)
「数年来、山の絵を描く作家、と認識していた光延由香利が、岡山県立美術館での公開制作で、オーガンジーに刺繍している姿を見た時には驚いた。
存在感のある山の絵で評価を受けていた人が、思い切った方向転換をするものだと印象深かった。実は光延の山の絵には、生動する自然の〝気〟が希薄のように感じられ、ずっと気になっていたのだ。 翌年、宝福寺で手芸用の素材を用いて軽やかなボックスアートを発表した光延が、ギャラリー島田での個展でボックスに『集積』と『凝集』を込めているのを見た後、山の絵の本質が凝集にあったかと改めて気づかされた。
生の凝集が、光延の作品を支えるものであるとすれば、外側にある自然を描くことより、日常で触れる素材を通して生み出すものの方が、より彼女にとってリアルなのではないか。 作家にとってのリアルを凝縮したものが、ひしおの空間に置かれた時、どのようになるか。
きっとまた私たちを驚かせてくれるに違いない。」
倉敷市立美術館 主任学芸員 佐々木千恵
今回の個展では、上記の文章を倉敷市立美術館の佐々木さんに寄せていただきました。
昨年からの止まらない変化に、私自身も驚きがありますが、長く作品を見てくださっている方にはもっと驚かれているかと思います。
そこで、ひしおサイドからリクエストを頂いた旧作「彼女の見た夢」「covered house」(油彩、布)に加え、今夏ギャラリー島田で発表した系統の新作も併せて展示する予定です。
この1年での変遷を、ひしおの落ち着いた空間でお楽しみいただけると幸いです。
なお、初日のトークイベントでは、勝山を暖簾の街として盛り上げてこられた染色家・加納容子さんとの対談を、25日のワークショプでは加納一穂さんと杉由香里さんによるユニット「糸工図」のお二人にご協力いただきます。
どちらも楽しいものになると思いますので、ぜひご参加ください。
展覧会に関するお問い合わせ、11月25日のワークショップへのお申し込みは、「勝山文化往来館ひしお」までお願いいたします。
勝山文化往来館ひしお
岡山県真庭市勝山162-3
TEL 0867-44-5880
E-mail info@hishioarts.com